家族の防災計画小学生中学生

災害時の家族連絡ルールを今日作る

🗓 2026-04-19✍️ 吉野沙織(防災士)

災害時に家族が連絡を取り合うためのルールを今すぐ決める方法。171災害用伝言ダイヤル・LINE・集合場所の決め方を具体的に解説します。

「もし地震が来たら、家族とどうやって連絡を取り合う?」この問いに答えられる家庭はまだ少ないです。スマホが普及した今、「電話すればいい」と思っている方も多いですが、大規模災害時は回線が混雑して電話がつながりません。事前に「連絡ルール」を決めることが、家族の再会を早める唯一の方法です。

① 171災害用伝言ダイヤルを覚える

171は「い(1)な(7)い(1)」と覚えましょう。大規模災害時にNTTが開設する音声伝言サービスです。

使い方:

  • 171に電話 → 1を押す → 自宅・実家などの電話番号を入力 → 30秒以内でメッセージ録音
  • 171に電話 → 2を押す → 確認したい電話番号を入力 → メッセージを再生
  • 家族で決めておくこと:「何の番号に録音するか」(例:実家の固定電話番号)。この「伝言番号」を家族全員が知っている必要があります。

    👨‍👩‍👧 親向け行動ポイント

    今すぐ実践:家族で「171の伝言番号」を決めて、LINEや冷蔵庫のメモに書いておきましょう。

    ② LINEを活用する

    電話回線が混雑してもLINEのメッセージは比較的送信できることが多いです。

    準備:

  • 家族グループLINEを作成する
  • 「無事」「○○にいる」「子どもは学校にいる」など短文で送信できる文例を決めておく
  • 既読確認で安否を確認できる
  • ただし、スマホの電池切れ・通信エリア外では使えないため、171と併用することが重要です。

    ③ 家族の集合場所を3か所決める

    連絡が取れない場合の「物理的な集合場所」も事前に決めておく必要があります。

    第1候補:自宅(建物が安全な場合)

    第2候補:自宅近くの公園・神社など(わかりやすい場所)

    第3候補:地域の避難所

    「第1候補が使えなければ第2候補へ、それも使えなければ第3候補へ」というルールを家族全員に覚えさせましょう。

    ④ 学校・保育園との連絡ルールを確認する

    学校・保育園は独自の連絡システムを持っています。

    確認事項:

  • 安否確認メール・アプリの登録(マチコミ・スクールメール等)
  • 学校のTwitter・ホームページでの情報発信
  • 引き取り担当者の事前登録
  • 特に共働き家庭は「誰が迎えに行くか」の担当分けと優先順位を決めておきましょう。

    ⑤ 連絡ルールを子どもに教える

    連絡ルールは大人だけが知っていても意味がありません。子どもも理解できる年齢(小学生以上)には、同じルールを教えましょう。

    子どもに教えること:

  • 171の使い方(実際に練習する)
  • 集合場所の場所と行き方
  • 「連絡できない場合は待つ」という基本ルール
  • 近くにいる大人(先生・近所の人)に助けを求める

年に1回、家族で「連絡ルールの確認」をする時間を設けましょう。

まとめ

今日から決める家族連絡ルール3点:

1. 171の伝言番号を決めて家族に共有する

2. 家族グループLINEを作成する

3. 集合場所を3か所決めて子どもにも教える

「決めていない」が一番危険です。今日中に家族と話し合いましょう。

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