避難所・避難行動乳児幼児

乳幼児のいる家庭の在宅避難準備

🗓 2026-04-19✍️ 吉野沙織(防災士)

避難所に行けない・行きたくない乳幼児がいる家庭の在宅避難準備を解説。必要な備蓄量・停電対策・断水対策を具体的にまとめました。

乳幼児がいる場合、避難所より自宅での避難(在宅避難)を選ぶ家庭が多いです。避難所の環境(騒音・感染症・授乳場所不足)が乳幼児には厳しいためです。在宅避難を選択する場合、自宅の備えが命綱となります。

① 在宅避難が可能か判断する

まず自宅の安全性を確認します。

在宅避難が可能な条件:

  • 自宅建物に大きな損傷がない
  • 自宅のある地域が洪水・土砂崩れのハザードマップ外
  • 火災の危険がない
  • ハザードマップは自治体ホームページで確認できます。水害・土砂のリスクがある場合は、在宅避難より早期避難を優先してください。

    ② 乳幼児向け在宅避難の必須備蓄

    乳幼児がいる家庭の在宅避難備蓄(7日分):

    食料:液体ミルク(1日8本×7日=56本)、ベビーフード(月齢対応)、大人の食料

    水:飲料水7日分(家族計算で)+ベビー用の調乳水(ミネラル少なめの軟水)

    衛生用品:おむつ(1ヶ月分)、おしり拭き(600枚以上)、ウェットティッシュ(600枚以上)

    医療品:体温計、赤ちゃん用鎮痛解熱剤、保険証コピー、母子手帳コピー

    👨‍👩‍👧 親向け行動ポイント

    今すぐ計算:液体ミルクを56本(7日分)備蓄できていますか?まず数えてみましょう。

    ③ 停電対策(乳幼児特有)

    停電時に乳幼児が困ること:

  • 電動搾乳機が使えない
  • 授乳室の照明がない
  • 空気清浄機・加湿器が使えない
  • 対策:

  • モバイルバッテリー(搾乳機の充電対応)
  • LEDランタン(授乳時の手元照明)
  • 液体ミルクを常備(電気不要)
  • ④ 断水対策(乳幼児特有)

    断水時の乳幼児対応:

  • 液体ミルクは水不要で飲める
  • おむつ交換はウェットティッシュで
  • 哺乳瓶の消毒は薬液消毒で
  • 沐浴はウォータータオルで代用

⑤ 大人が倒れた場合のリスク管理

乳幼児は一人では何もできません。もし大人が怪我や体調不良で動けなくなった場合のために、緊急連絡先(近所の人・親族)を複数確保しておきましょう。

「頼れる人」のリストを冷蔵庫に貼っておくことが大切です。

まとめ

乳幼児の在宅避難準備の優先順位:

1. 自宅の安全確認(ハザードマップ)

2. 液体ミルク・おむつを7日分以上備蓄

3. 停電・断水を想定した道具を用意

4. 緊急連絡先を複数確保する

在宅避難は「準備できた分だけ安全が確保できる」選択肢です。

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